筒井康隆原作の「富豪刑事」がアニメ化されました。
アニメ「富豪刑事Balance:UNLIMITED(バランス アンリミテッド)」第1話のあらすじと感想をまとめていきます。
ネタバレしますのでご注意ください。
アニメ「富豪刑事Balance:UNLIMITED(バランス アンリミテッド)」第1話 check-1「来た、見た、買った」あらすじ
意味深なモノローグとともにピアノを弾く一人の男性。
その男はスーツをまとい、プライベートジェット(?)で日本に降り立つ。
警察署内では、捜査一課が何やらバタバタしているのを気にしている加藤春・「現在犯罪対策本部準備室(現対本部)所属。。
警備部からの応援要請に従って、加藤春と同僚の亀井新之助は銀座のクラシックカーフェスティバルへ向かう。
迷子案内の職務についていると、やはりバタついている捜査一課が気になり、捜査一課所属の星野涼を見つけて無線を奪って聞いたところによると、クラシックカーフェスティバルに参加しているアブラ―首長国往時を狙って爆弾が仕掛けられていることを知る。
爆弾犯はほどなく捕まるが、犯行予告時間が迫る中、爆弾はいまだ街のどこかの車に積んだままだという。
ちょうどそのころ、何やら怪しげなカップルが銀座の宝石店を物色していた。カップルは実は強盗を計画していて、盗みやすそうな店を探しているところだった。
カップルが1軒の店に目をつけて強盗に押し入ったが、なんとそこは高級チョコレート店、大した金も奪えないまま、同様したカップルは近くにあった軽トラに乗って逃走。
その軽トラこそ、アブラ―首長国王子を狙っていた爆弾犯の時限爆弾が積み込まれているトラックだった。
軽トラが走り出すのを見た加藤春たちが慌てているところに、非常に危険な運転をする黒い車が出現。
ひかれそうになった歩行者をかばった加藤春を避けて電柱にぶつかった車から出てきたのは高級そうなスーツに身を包んだ男・神戸大輔が降りてくる。
神戸は警視庁刑事部警部を拝命したところだと名乗り、たまたま近くにあった車10(偶然にもアブラ―首長国王子の車)に目を止めて、その場で10億の小切手を切って買収、チョコレート店強盗店が運転する爆弾を積んだ軽トラの後を追う・・・
アニメ「富豪刑事Balance:UNLIMITED(バランス アンリミテッド)」第1話 check-1「来た、見た、買った」ネタバレ感想
登場人物などを見ていて、これは完全に原作からは離れたオリジナルストーリだろうなと思っていたら案の定。
オリジナルストーリーな上にキャラ設定もだいぶ違う感じでした。
ただ、私は原作はざっと読みましたが特に思い入れがあるわけでもないためか、アニメ化にあたっての設定変更などは特に気にならず。
そもそもかなり古い作品をいまさらそのままアニメ化できるわけもなく、ある程度の改変は仕方がないでしょう、という感じです。
アニメ化にあたってバディものになったのも、今の流行りということでいいように思います。
ストーリーは原作から離れてしまったので予想がつきませんでしたが、30分しかないアニメ枠の1話分で、しかも人物紹介なども必要な第1話で、きっちりひとつの事件をまとめてきたので感心しました。
テンポがよく、見ていて飽きません。
また、非常に感心したのは、背景描写の正確さです。
第1話の舞台は銀座でしたが、印象的なシーンの背景が、かなり実際の街並みの通りに描かれていました。
この辺はまた別記事で、アニメ「富豪刑事」第1話の舞台紹介としてまとめる予定です。
以下は、ツイッターからいろいろな感想を拾ってみました。参考にしてください。
面白い!期待できる!という感想
原作ファンにとってはやや不満、という感想
アニメ「富豪刑事Balance:UNLIMITED(バランス アンリミテッド)」第1話 まとめ
意味深なモノローグの、「ある日」を境に何があった?とか、加藤春は元捜査一課なの?とか、加藤と星野の間には何かわだかまりがあるの?亀井新之助がすきな「さっちゃん」はおばちゃんなの?とか、物語の根幹にかかわるものから軽いものまで、いくつかの謎を秘めたまま終わった第1話でした。
第2話ではどうやら加藤春の過去、なぜ現対本部に所属することになったのか、などが盛り込まれそうで楽しみです。
また、今回の銀座のように、現在の東京がかなりリアルに描かれるであろう、次の舞台となる街も気になります。
アニメ「富豪刑事Balance:UNLIMITED(バランス アンリミテッド)」は2020年7月16日より改めて第1話より放映開始です!
それでは!